緊急地震速報の迅速化や精度向上のための取り組み

概要
 平成21年度に、新たに10地点(鹿児島県島しょ部3点、沖縄県5点、伊豆諸島及び大分県各1点)に地震計を整備しました。これらの観測点の緊急地震速報への活用に向けた調査・検証を行ってきましたが、今般その準備が整ったことから、緊急地震速報へ活用を開始します。
新設観測点を加えることにより、緊急地震速報(警報)発表までの時間短縮が図られます。また、震源の位置及びマグニチュード推定の誤差が小さくなることから、震度予測精度の向上が見込まれ、より適切な地域へ警報発表ができるようになります。
 例えば、2010年2月27日の沖縄本島近海の地震マグニチュード7.2、最大震度5弱)で使用した場合、緊急地震速報(警報)の発表が、実際に発表したものに比べ1.6秒早くなります。

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