代行運転のバイトをしている時に・・・

 学生時代の話ですが、自動車を運転中に事故を起こしてしまった事がある。代行運転のアルバイトをしている時だった。お客様の車にぶつかったり、ぶつけられたり・・・代行運転とは、酔っぱらった時に運転を代わりに行い、自宅や愛人の家まで車と本人様をお届けするサービスである。約20年前の話ですが、その当時はみなみの繁華街はまだまだバブリーな状態!毎日の様にお金持ちさんはみなみの高級店でおおはしゃぎ!そこでたっぷりとアルコールを体内に注入した方たちをご指定の場所へお運びするというシステムである。基本料金は確か10kmで5000円位だったかな???以降は一定の距離で加算していくというもの。細かい事は忘れてしまいました。外国の高級車を乗るいい経験をさせて頂きました。メルセデスBMWが一番多かったのですが、アウディリンカーンなどもありました。リンカーンで困った事は、迎車依頼の電話が入り、エンジンをかけようとしましたがはエンジンがかかりません。JAFを呼び、バッテリーの配線接続部分にお湯をかけると問題解決!こんな車ってあるんですね〜コツがいります。
<ある時の出来事その1>
国産高級車に乗り、自分が運転中の出来事です。みなみ中心部から長堀筋に向かっていた。鰻谷筋にさしかかった時、一旦停止でもない交差点でわざわざ一旦停止し左右確認し、アクセルをゆっくりと踏み込んだ瞬間左から猛スピードで車が激突してきた!車は前方部分が大破してしまった。自分は全く悪い事はしていないはず・・・相手の車に近づき運転者に声を掛けると酒臭い!う〜ん飲酒運転かいなって感じです。お酒を飲んだら代行運転に頼まないと!って言いませんでしたが・・・南警察で事情聴取。さんざんな日でしたが、お客様はおそらくほっとしていたに違いありません。だって、自分が運転していたら自分も逮捕される訳ですから。ぶつかってしまったけど、感謝されました。
<ある時の出来事その2>
この日はお客様の車を追尾する役目!別の担当者がお客様の車を運転しています。神戸方面に向かっていたと記憶しています。常連客でない場合は、お客様の指示によりここ右!とか次の信号を左!とか確認しながら目的地に向かいます。常連の方は、目的地が予め解っているのでそんな確認はしません。その時は、お客様へ確認しながら目的地に向かっていたのですが、なんせ、酔っぱらいですから・・・ある交差点に差し掛かったとき、信号は青→黄に変わりかけている。そう察知した私は、右ウインカーを出しているその車の左側すれすれを走行してその交差点をクリアしようとしたその瞬間。お客様の車が左にハンドルを切り、私が運転する車と衝突!お客様の車を運転していた担当者は、最初は右って言われて曲がっていたけど、急にここ左!って言われて急ハンドルを切って左に曲がったとの事。この時も、お客様は、自分の指示が悪かった謝っておられました。

日本代行さんは今でも営業を続けておられます。私は「シャトルサービス」という名前の代行運転の会社でした。今はもうありませんが・・・

日本代行さんのHP http://www.nihon-daiko.co.jp/